マッサージについて

20代までは特に必要性を感じていなかったが、40歳を目前とし、首や肩の凝りが消えなくなってきた。

筋トレや肉体労働などで筋肉を酷使すると、一時的に筋肉痛を引き起こすが、大抵数日で痛みが消える。

一方、日頃の悪い姿勢による懲りは、一度慢性になってしまうと、湿布を貼ろうが、冷やそうが、ストレッチ体操をしようが、そう簡単に消えることはない。

私の場合、デスクワークが主であったということも関係しているが、30代にもなってくると、大抵の人はマッサージの必要性を感じられるはずだ。

最近マッサージ店が増えてきたのではなかろうか。現代病ともいわれる、スマホの画面を下を向いて見続けてしまうために発症する「スマホ首」や、デスクワーク等による姿勢の悪化も原因の一つではなかろうか。最寄りの駅近くに気に入った店があったが、2号店が少し離れた場所に開店し、私に施術してくれていた方が新店舗の店長に出世した。若い女性だったが、その声にも癒されたものだ。

これまで数件のマッサージ店を経験してきたが、概してリラクゼーション(ヒーリング)・ミュージックが流れ、ゆったりとした時間が流れる薄明りの空間で施術を受ける。まるで別の世界にいるようだった。リラックス効果を最大限に生かすため、よく考えられたものだ。

マッサージを受けた経験が無い方は、ぜひ一度だけでも受けてみてほしい。10分だけのお試し価格を用意している店も多い。強めか、弱めか、ということも選択可能だ。本来ならば全身をするところを、好みによって、上半身を多めにするといったことも可能だ。

足つぼを専門にしているような店もある。ここを押して痛ければ肝臓の調子が悪くなっている、というような、あの足のつぼだ。

何もマッサージ店に行かずとも、整骨院や整体院に行ってみるのも一つの手段だ。整骨院などは、患者の話を聞きながら痛みの原因を究明し、骨のずれを矯正し、痛みの緩和を図り、その後、電気治療を施してくれる。できる限り続けていく方が、治療のためにはよいとのことだった。

ある整骨院の先生の話によると、湿布は貼っても気持ちが良いだけで、効果はあまり期待できないそうだ。これには賛否が分かれると思われるが、湿布よりも、氷水などで患部を冷やすことを勧められた。患部を冷やすのは確かに効いたが、さすがに真冬の時期にはなかなかできないものだ。

長々と述べてしまったが、「行ったことがない人でも、きっとマッサージはいいですよ。一度是非行ってみてください。」ということを伝えたかった。